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映画『1917 命をかけた伝令』あらすじ・感想【ネタバレ解説】これが戦場の恐ろしさか!!

(1917公式Facebookより引用)

 

こんにちは!そうちゃんです!

 

今回は映画『1917 命をかけた伝令』を紹介します!

 

イギリス映画の名匠、サム・メンデス監督が手掛けた戦争映画。

 

2020年の特に激戦と言われたゴールデングローブ賞ドラマ部門で作品賞監督賞の2冠を獲得!

 

残念ながらアカデミー賞では作品賞、監督賞の受賞とはなりませんでしたが、撮影賞視覚効果賞録音賞の3冠を獲得!

 

ワンカット風の撮影方法は映画の臨場感・没入感が圧倒的で、リアルな戦場の迫力を感じられます!

 

それでは早速あらすじ・感想をネタバレ形式で解説していきます!

 

それでは見ていきましょう!

 

『1917 命をかけた伝令』作品情報

 

タイトル 1917 命をかけた伝令
上映時間 110分
公開年(日本) 2020年
制作国 アメリカ/イギリス
Filmarks 評価(5点満点) 4.0

 

『1917 命をかけた伝令』あらすじ

 

 

第一次世界大戦中の1917年のとある朝。

 

若きイギリス兵のスコフィールドとブレイクは軍に関わるとても重要な任務を命じられる。

 

それは最前線にいるデヴォンジャー連隊1600人に、明朝までに作戦の中止を伝えるということ。

 

なぜなら、敵軍は戦略的後退からイギリス軍を誘い込み、壊滅的な被害を与えようとしていた。

 

しかし伝令を伝えるまでの道のりは険しく、至る所に罠が仕掛けられている。

 

さらに、デヴォンジャー連隊にはブレイクの兄ジョセフ・ブレイク中尉も配属されていた。

 

危険が迫る戦場を通り抜け、この命令を伝えなければ兄を含めた味方全員が命を落とすこととなり、更にイギリス軍の敗戦が濃厚なものとなる。

 

タイムリミットの明朝が迫る中、2人の危険なミッションが始まる。

 

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『1917 命をかけた伝令』感想

 


注目のポイント

  • ワンカット風
  • サム・メンデス監督の祖父の体験
  • ヨーロッパ人にとっての第一次世界大戦
  • 女性と赤ちゃん

 

ワンカット風

 

本作は一見全てワンカットで撮影されているように見えます。

 

しかし、全てワンカットで撮影している訳ではないようです。

 

長めのシーンをあたかもワンカットのように上手く繋ぎ合わせているのです

 

このような映画は『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『カメラを止めるな』も同じような手法で撮影されています。

 

でも、観てる私としては繋ぎ目は"ワンカットだ!"と思うくらい自然でした。

 

本作は上記で挙げた作品とは異なり、戦争映画です。

 

ワンカットによって戦争の残酷さ恐ろしさがより強く伝わってきました。

 

また、このワンカット風の撮影は陸だけでなく、スコフィールドが水の中に入ればカメラも水の中に入るし、走りだせばカメラも走ります。

 

これにより映画への没入感に浸れるため、

 

「こういうことが起きていたんだ」

「私たちの祖先は恐怖を抱えながら国のために戦ったんだ」

 

ということも感じられます。

 

撮影方法だけで迫力や没入感がまるで違うのかと驚きましたし、より戦争の恐怖を突き付けられた気がします。

 

 

サム・メンデス監督の祖父の体験

 

本作はサム・メンデス監督の祖父が体験した実話をモチーフに脚本を書いています。

 

祖父の名前はアルフレッド・メンデス

 

トリニダード・ドバゴ共和国で生を受けます。

 

6人兄弟の長男として生まれ、父親は商売に成功し、裕福に暮らしていたそうです。

 

アルフレッドは15歳となった1912年に大学進学も視野に入れ、イギリスに渡ることを決意します。

 

しかし、1914年に勃発した第一次世界大戦で、中止せざるを得なくなり、1915年、故郷に戻ることになりました。

 

故郷に戻ったアルフレッドは、両親の反対を押し切って、新しく設立された商人部隊に参加を決めます。

 

彼は商人部隊に入隊し、入隊直後に第一次世界大戦でイギリス軍の援軍としてイギリスに渡ります。

 

戦争中、アルフレッドも伝令兵として各地に重要な情報を伝えていたそうですが、ドイツ軍の毒ガス攻撃を受け、治療のためにイギリスに送り戻されます。

 

戦争終結後は作家として活躍していましたが、戦争の恐怖やショックから戦争のことについては話せなかったそうです。

 

そりゃそうですよね。

 

映画でもドイツ軍の罠や至る所に死体が転がっていました。

 

途中、スコフィールドがドイツ軍に見つかり銃で撃たれながらも必死に逃げるところはホントに怖かったです。

 

そんな祖父の体験を孫のサム・メンデスが脚本を書き、映画を作りあげたという訳です。

 

撮影方法も相まって戦争の恐ろしさや迫力が伝わってきました。

 

 

ヨーロッパ人にとっての第一次世界大戦

 

第一次世界大戦はヨーロッパで起きた大戦です。

 

日本は第一次世界大戦のことはパッとしませんが、ヨーロッパの人たちにとっては決して忘れられないことです。

 

そして、本作では塹壕という言葉が度々登場します。

 

塹壕とは兵器開発が急速に発達したため、敵の銃砲撃から身を守るために作られた穴や溝のこと

 

以前ご紹介した『戦火の馬』も第一次世界大戦のお話で、同じように塹壕がありました。

 

同作では他にも、イギリスの騎馬隊が早朝に敵地に奇襲をかけましたが大きな機関銃により敗北してしまいました。

 

また、最後は毒ガスにより主人公のアルバート・ナラコットは目を負傷しました。

 

ただ、本作は『戦火の馬』以上に残酷なものと感じました。

 

塹壕は敵の攻撃から身を隠すことができますが、持久戦としては最悪。

 

劇中でも敵の攻撃に備えて塹壕に残っていたイギリス兵士は体力的・精神的に衰弱している様子でした。

 

一方のドイツ軍は塹壕の各所を可能な限りコンクリートで補強、塹壕線そのものの配置も入り組んだ迷路のようになっていて、イギリス軍の簡易的なものと比べるとかなり優秀だったのです。

 

序盤にドイツ軍の塹壕に入ったブレイクもすごいと言っていたました。

 

先ほども挙げた『戦火の馬』もそうですが、『イミテーション・ゲーム』のエニグマのすごさも含め、「ドイツはすごかったんだ」と映画を通して実感しました。

 

このような作品を観ているとただただ「すげー!!」と思ってしまうことがあります。

 

ただ、そもそも戦争が起こること自体間違っているということを私たちは忘れずにいなければならない。

 

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女性と赤ちゃん

 

スコフィールドがドイツ兵から逃げる途中、敵から身を隠すために家に逃げ込みます。

 

そこにはフランス人女性小さな赤ちゃんがいました。

 

そのシーンを見たときに何か違う映画のように感じたんですよね。

 

あのシーンまではいつ敵と遭遇するかも分からない、敵の罠があるかもしれないなど、色々考えてしまうくらい引き込まれました。

 

しかし、女性と赤ちゃんに出会ったときにこんな状況でも命が生まれるのかと思ったんです。

 

もちろん、生まれないなんてことはないんですけど、今までのシーンからは想像もしていなかったので、不意を突かれた感じでした。

 

スコフィールドはあの小さい赤ちゃんを見て、この子のためにも頑張らなければと敵地に戻った訳です。

 

ただ、今までスコフィールドとブレイクは敵か味方兵士としか出会っていないのに、突然女性と赤ちゃんというのは少し妙な感じがしました。

 

何か意味があるのか?

 

それとも、逃げ遅れた女性と赤ちゃんに偶然出会っただけだったのか?

 

分からん。

 

 

 

『1917 命をかけた伝令』キャスト

 

役名 キャスト 日本語吹替
ウィリアム・“ウィル”・スコフィールド ジョージ・マッケイ 小林 親弘
トム・ブレイク ディーン=チャールズ・チャップマン 最上 嗣生
スミス大尉 マーク・ストロング 田中 正彦
エリンモア将軍 コリン・ファース 森田 順平
マッケンジー大佐 ベネディクト・カンバーバッチ 三上 哲
ジョセフ・ブレイク中尉 リチャード・マッデン 川田 紳司

 

監督 サム・メンデス
監督作品 『007 スカイフォール』『アメリカン・ビューティー』

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

本作は体験型の映画としてスコフィールドとブレイクの歩みを観ている私たちも共有できます。

 

ただ、感じたものは恐怖や戦争の残酷さです。

 

戦争を二度と起こしてはならないことをただただ感じさせられる映画でした。

 

それにしても、序盤でコリンファースが登場し中盤ではマーク・アームストロングが登場し、あとはエグジーだけか!何て思っちゃったりしました!

 

キングスマンコンビが登場しているのでキングスマン観たよって方は入りやすいかもしれないです。

 

それでは以上です。

 

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