(War Horse公式Facebookより引用)
こんにちは!そうちゃんです!
今回は映画『戦火の馬』を紹介します!
本作は1982年に出版されたマイケル・モーパーゴによる児童小説を実写化。
『ジュラシック・パーク』や『レディ・プレイヤー1』という大ヒット作品で監督を務めたスティーブン・スピルバーグによって実写化ということで当時話題になりました。
批評家からも高い評価を受けた本作はタイトルにもあるように「馬」が主役の作品です。
1頭の美しい馬と人間たちの出会いと別れを描く感動の戦争ドラマです。
というわけで、早速あらすじ・感想をネタバレ形式で解説していきます!
それでは見ていきましょう!
もくじ
『戦火の馬』作品情報
タイトル | 戦火の馬 |
上映時間 | 146分 |
公開年(日本) | 2012年 |
制作国 | アメリカ |
Filmarks 評価(5点満点) | 3.9 |
『戦火の馬』あらすじ ※ネタバレ無し
貧しい農家で生まれた少年アルバート・ナラコット。
アルバートは近所の牧場で生まれた馬が気になっていた。
馬の額には白い模様と四肢には靴下を履いているような白い模様がある。
アルバートは馬の成長を見守り、仲良くなろうと試みるものの気性が荒く心を開いてくれなかった。
一方、アルバートの父テッド・ナラコットは農耕馬を買うために街の競売に来ていた。
ところが、そこにはアルバートが気になっていた馬が競売にかけられていた。
テッドはそのことを知らないが、テッドもその馬に心を奪われていた。
テッドの知り合いは「あの馬では農耕に適さないからやめておけ」と説得するも大金を出して落札してしまった。
家に帰ると妻のローズは激怒するが息子のアルバートは大喜びし、その馬を「ジョーイ」と名付けて飼育し始めた。
日々、ジョーイに愛情を注ぐアルバートらは強い絆と信頼関係で結ばれていく。
しかし、元々貧しい生活の中でジョーイを購入したこともあり、借金の返済が出来なかった。
やむを得ずテッドはアルバートに黙って、ジョーイを軍に売ってしまう。
そこからジョーイは想いもよらない運命に翻弄されていく。
U-NEXT 31日間無料体験はこちら!
U-NEXTについてはこちら!
U-NEXTの登録から解約までの手順については、次の記事で解説しています。
『戦火の馬』感想
注目のポイント
- 馬の演技
- 退屈しない展開
- 戦争とは
馬の演技
本作の主役であるのが「ジョーイ」と名付けられた馬。
小説だとイメージをするしかありません。
また、『戦火の馬』は舞台版もありますが作り物の馬で描かれています。(ライオンキングの舞台みたいに!)
しかし、本作では、CGでも、作り物でもなく本物の馬が演技をしています。
その演技力がスンゴイんです!
スピルバーグ監督もインタビューで
「こちらから何も指示を出さずとも、馬たちが自らその場の状況に反応して思いがけない演技を見せてくれることが度々あったよ」
と答えています。
その1つとして、ジョーイが足を怪我するシーンがあります。
もちろん、実際に怪我をさせる訳にはいきませんので、調教師に足を引きずる演技を仕込んでいたそうです。
それを本番で見事に演じきりました。
ホントにスゴイですよね。
また、ジョーイが軍の騎兵部隊としてフランスに派遣されるとベネディクト・カンバーバッチ演じる部隊指揮官ジェイミー・スチュワート少佐の黒馬トップソーンと仲良くなるシーンも観ていて愛くるしいですが、あれも演技だったのでしょうか?
(War Horse公式Facebookより引用)
ドイツ軍に騎兵部隊が敗北したときも捕まりそうになっているトップソーンをかばうような仕草をしていたので、演技のようにも見えますが、だとすれば役者顔負けですね。
また、終盤ではドイツ軍側の戦地から逃げ出し銃弾飛び交う戦地を駆け抜けるシーンはカッコいいんです!
-
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』あらすじ・感想・考察【ネタバレ解説】彼は機械か?人間か?
退屈しない展開
本作は主役がジョーイと言いました。
それは間違いありません。
ただ、こういう動物系の映画は基本的に主人のそばにいることが多いです。
『ベイブ』のように。
ところが、本作はジョーイが色々な人と出会います。
最初はアルバート、次にニコルズ大尉、ドイツ軍のギュンターとミヒャエル兄弟、農家の少女エミリー、ドイツ軍のフリードリヒ、有刺鉄線に絡まったジョーイをイギリス軍のコリンが助け、
同じイギリス軍に所属していたアルバートの元へ帰ってきたのです。
一時的ではありますがジョーイの主人となる人物が多く、主人の国籍や場所も違うところでジョーイは奮闘します。
ですから、
146分という長い映画の部類に入る本作は観ていて飽きません
変な話、主人が代わるので途中から観ても楽しめるくらいです。
この展開はホントに良かったです!
そして、ジョーイと関わった人たちは偶然にもジョーイと出会い、ピンチを切り抜けたり、戦争の中で過ごすひと時の癒しとしてジョーイと過ごしていました。
個人的には戦争中でも他人の馬として丁寧に可愛がり、アルバートのためにジョーイが元気であることを伝えようとしたニコルズ大尉がまさに紳士的でカッコ良かったです。
戦争ものとは言え、こういうやさしさを感じられるシーンが所々出てくるので観ていて、心が温まります。
戦争とは
ジョーイは短い期間で様々な人と出会い、行ったことのない場所へ行きます。
そこから戦争の生々しさや人の優しさを感じ取ることができます。
例えば、終盤で有刺鉄線に絡まったジョーイを助けようとイギリス軍のコリンとドイツ軍のペーターが戦地の真ん中に現れたシーン。
このシーンは何気ないシーンに見えますが、このときは戦争中であるということです。
ジョーイを助ける兵士2人の会話は、あまりにも日常あふれる普通の会話だったのです。
2人は敵同士ですから、ジョーイを助けた後に隙をついて殺そうとするかもしれません。
でも、2人は目の前で苦しんでいるジョーイを助けようと必死でした。
最初から観ているとこのシーンには違和感を感じますが、「この戦争は何なんだったの?」と思ってしまいます。
『戦火の馬』キャスト
役名 | キャスト | 日本語吹替 |
アルバート・ナラコット | ジェレミー・アーヴァイン | 新垣 樽助 |
テッド・ナラコット | ピーター・マラン | 菅生 隆之 |
ローズ・ナラコット | エミリー・ワトソン | 佐々木 優子 |
エミリーの祖父 | ニエル・アレストリュプ | 小島 敏彦 |
エミリー | セリーヌ・バケンズ | 槙乃 萌美 |
ジェームズ・ニコルズ大尉 | トム・ヒドルストン | 村治 学 |
フリードリヒ | ニコラス・ブロ | 桜井 敏治 |
監督 | スティーブン・スピルバーグ |
監督作品 『ジュラシック・パーク』『レディ・プレイヤー1』 |
まとめ
いかがだったでしょうか?
本作は馬が主役というベイブ同様の癒し系かと思いきやガッツリ戦争もので最初はガッカリしていました。
ただ、本作はジョーイと関わる人たちの「勇気」を感じる場面も多く、戦争に対する悲観的な印象を持ち続けて終わりという映画ではありません。
ジョーイと出会った人たちは危険な戦地をくぐり抜けたその馬を見て希望を感じたのではないでしょうか?
本作『戦火の馬』は、第84回アカデミー賞で作品賞をはじめ、撮影賞、美術賞、作曲賞、音響効果賞、録音賞の6部門でノミネートされ、部門受賞とはなりませんでしたが、多くの方から支持を受ける作品となっています。
まだの方はぜひチェックしてみてください!
それでは以上です。
『戦火の馬』を無料で楽しむならU-NEXT一択!
U-NEXTは31日間無料体験ができます。
無料体験中でもポイントが600ポイントがもらえるので新作映画も1本は実質無料で観れちゃうんです!
新作映画を観たいという方はぜひ試してみてください!
U-NEXT 31日間無料体験はこちら!
U-NEXTの無料体験について心配な方はまずはこちらの記事を参考にしてみてください!
-
【初心者必見】U-NEXTの無料トライアルで損をしない始め方【3つのポイント】登録・解約方法も徹底解説!
Amazon Prime Video 登録はこちら!
「Amazon Prime Videoってどんな感じのサービスなの」と心配な方はまずはこちらの記事を参考にしてみてください!
-
【コスパ抜群!】Amazonプライムビデオをおすすめしたい4つの理由!プライムビデオを利用しなくても無駄にならない!