こんにちは!そうちゃんです!
今回はNETFLIXのオリジナル映画作品『クロース』を紹介します!
サンタさんがどのようにして誕生したのか、生い立ちにスポットをあてた作品です。
NETFLIXオリジナル作品の中でも評価が高くアカデミー賞にもノミネートされています。
時期はずれでも家族で楽しめる作品となっているので、今回ご紹介させていただきます。
それでは見ていきましょう!
もくじ
『クロース』作品情報
タイトル | Klaus/クロース |
上映時間 | 96分 |
公開年(日本) | 2019年 |
制作国 | スペイン |
Filmarks 評価(5点満点) | 4.1 |
『クロース』キャスト
役名 | キャスト | 日本語吹替 |
ジェスパー | ジェイソン・シュワルツマン | 内山 昂輝 |
クロース | J・K・シモンズ | 玄田 哲章 |
アルバ | ラシダ・ジョーンズ | 中村 千絵 |
モーゲンス | ノーム・マクドナルド | 斉藤 次郎 |
ミセス・クラム | ジョーン・キューザック | 塩田 朋子 |
エリングボー | ウィル・サッソ | |
サーミ族の少女 | ネダ・マルグレーテ・ラバ | |
セルジオ・パブロス | セルジオ・パブロス |
監督 | セルジオ・パブロス |
監督作品は『怪盗グルーの月泥棒』『スモールフット』 |
『クロース』あらすじ
ロイヤル郵便アカデミーに通う郵便局長の息子ジェスパーはセレブ気取りで郵便配達員としての訓練もせず、だらけ切った毎日を送っていた。
そんな息子を見かねた父は息子を人として郵便配達員として1人前にするべく、寒くて暗いスミレンズブルクの町にジェスパーを派遣します。
6,000通の手紙を届ければまた元の生活に戻れるためさっそく手紙を届けようとするが、この町は2つの一族による抗争が続いており手紙を渡すという文化がなかった。
しかし、島の外れに住人がいることに気がつき、わずかな希望を抱きながら向かってみるとそこには無愛想ななおもちゃ職人・クロースがいました。
ジェスパーは驚きのあまり慌てて帰るもカバンを置いて帰ってしまう。
すると、そのかばんから手紙が落ち、風に乗ってクロースの足元に。
手紙を見たクロースは真夜中にその手紙の差出人である子供のもとへジェスパーと向かいました。
ジェスパーは配達員としてプレゼントを置いて慌てて家を出ると、窓越しから子供がおもちゃで遊んでいる姿が。
翌朝、町の子供たちの間で「クロースに手紙を出すとおもちゃがもらえる」という噂が広まり、ジェスパーのもとへ手紙を持ってくる。
それをきっかけにジェスパーとクロースのプレゼント配りが始まる。
『クロース』感想
注目のポイント
- おもちゃが人々をつなぐ
- Zara LarssonのInvisible
- クロース
- 12年後
おもちゃが人々をつなぐ
元々ジェスパーが派遣されたスミレンズブルクは2つの一族が争いを続けています。
そんなところで6,000通の手紙を届けることはできないと思っていたジェスパー。
クロースと出会いプレゼントを届け始めると自分をバカにした子供にプレゼントを渡さなかったのです。
翌日、ジェスパーはヘイト的行動をする子どもたちには
「悪い子にはおもちゃをあげないぞ!」
と言葉巧みに子供たちを巻き込み手紙を集めます。
あの時のジェスパーのどや顔がちょっとムカつくけど、何とか結果を出そうと頑張っていたジェスパーを魅力的に感じ始めた瞬間でしたね。
しかし、これがきっかけで子供たちはおもちゃをもらうために、雪かきや洗濯物を取り込むなど無邪気に頑張ります。
するとわだかまりのあった2つの一族はいつの間にか2つが1つになっていたのです。
言葉だけでなくプレゼントも気持ちを伝える手段の1つです
クロースの言葉で
「欲のない行いは人の心を動かす」
終盤ジェスパーが戻ったのもクロースの気持ちが伝わったのだと思います。
コミュニケーションの大切さ、そして、それが何かを変えるかもしれないということを教えられる作品でしたね。
Zara Larssonの『Invisible』
劇中で流れるZara Larssonの『Invisible』が良いタイミングで流れてきて最高なんです!
また、歌詞の中で
「The greatest things you'll ever know Are invisible」
「一番素敵なものは目には見えない」
人の優しさは目には見えないけど行動から感じることはできる。
そういう意味では言葉も伝えないと想いが伝わらないですよね。
歌詞と作品がすごくマッチしていて最高なのでぜひ聴いてみてください!
クロース
何を隠そうクロースこそ!
後のサンタクロースなんです!!
ただ、本作はクロースが後のサンタクロースになるまでのお話。
なので、クロースが普通の人と同じように過ごしています。島のはずれだけど...
そんなクロースにはリディアという彼女がいました。
2人は自分たちの子供が生まれてくることを楽しみにしており、気が早いことにおもちゃを作り始めます。
しかし、子供は生まれず、リディアも病で亡くなってしまいます。
彼女の死で生きがいを失ったクロースは、彼女が生前から好きだった鳥のために鳥小屋をたくさん作り始めることに。
そんなクロースの前にジェスパーが現れ、ひょうんなことから子供たちに自分の作ったおもちゃを届けることでまた喜びを取り戻していきます。
人それぞれ経験してきたことは違うし感じ方も違う。
だからこそ、言葉や行動で気持ちが伝わること、また、変われることをクロースを見ていて感じました。
12年後
クロースはもうおじいちゃんになり、動くのもやっと。
いつものように鳥小屋を作っていると風が吹きます。
そのときクロースはもうすぐ寿命がつきる自分を迎えに来たのだと悟ります。
そして、クロースはいなくなってしまします。
私が思うにたびたびクロースにヒントを与えるかのように風が吹いていたのは亡くなったリディアなんじゃないかと思います。
彼女が亡くなり生きる希望を失ったクロースにまた生きがいや喜びを取り戻してほしくてヒントを与えていたんじゃないかなと
もしそうなら、またリディアに会えていると嬉しいです。
しかし、ずっと一緒にプレゼントを届けてきたジェスパーは落ち込んだでしょうね。
でも、クリスマスという年に1回のイベントで「また友人に会える」と言っていたので毎日とはいかないものの良かったです。
ジェスパーがいなければクロースが再び生きがいを取り戻すこともできなかったと思うので、この2人の出会いが世界中の子供たちに希望を与えると思うとこの作品はやっぱりいい作品だなと思いましたね
まとめ
時期がまだ早いですが、馴染みのあるキャラクターの生い立ちは感動的でした。
心温まる作品となっているので、子供から大人まで楽しめる作品となっているのでぜひご覧ください。
それでは以上です。
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