(NETFLIX公式Facebookより引用)
こんにちは!そうちゃんです!
今回はNETFLIXオリジナル映画『ミッドナイト・スカイ』を紹介します!
本作は『オーシャンズ11』や『ファミリー・ツリー』で知られるジョージ・クルーニーが主演、製作、監督を務めたNETFLIXオリジナル作品です。
2020年12月に全世界独占配信された本作は、ジョージ・クルーニー主演ということで個人的にはすごい楽しみにしていました!
本作は『オーシャンズ11』のようなスマートでダンディなジョージとは違って、末期がんを患った今にも死にそうなジョージなんです。マジかよー!!
ただ、同じSF作品の『インターステラー』のように深遠なテーマを掲げた作品になってます。
だから、難しいけどこういうところで話したくなるような作品なので何か楽しいですね。
というわけで、早速あらすじ・感想をネタバレ形式で解説していきます!
それでは見ていきましょう!
もくじ
『ミッドナイト・スカイ』作品情報
タイトル | ミッドナイト・スカイ |
上映時間 | 118分 |
公開年(日本) | 2020年 |
制作国 | アメリカ |
Filmarks 評価(5点満点) | 3.3 |
『ミッドナイト・スカイ』あらすじ
2049年、人々は地球から逃れようとしていた。
なぜなら、地球が深刻な放射線に汚染されてしまったからだ。
北極の天文台で研究・調査を続けていたオーガスティンは、北極からの最後の撤収便には乗らず、1人天文台に残った。
彼は、そこで生活を続ける中で、撤収便から取り残された1人の幼い少女と出会う。
彼女の名前は「アイリス」。
オーガスティンは、そんな彼女とふたりきりの同居生活を始める。
一方で、人類の新たな居住地として最適とされるのが木星のK-23。
そんな木星のK-23の調査を終え、地球への帰還途中だった探査船の乗組員サリーは、地球からの通信が途絶えて不安に駆られながらも航海を続ける。
『ミッドナイト・スカイ』感想
注目のポイント
- 徐々にストーリーが理解できるスタイル
- アイリスという謎の女の子
- 最後に思うこととは?
徐々にストーリーが理解できるスタイル
本作は序盤にどういうストーリーか分かりません。
何の予備知識のない方が観たら「え、どういうストーリー?」となること間違いなしです。
そして、全編を観終えてようやく「こういうストーリーだったのか」と理解できるように作られています。
まぁ予告編を観れば解決する話なんですけどね。フッフッフッ。
こういうスタイルは嫌いじゃありません。
ただ、世界滅亡系は、
- 隕石
- 噴火
- 地震
などがあります。
最初に何かしらの現象が起こり、それを観測してこれからどうしよう?という流れが一般的ですよね。
そう考えると本作は今までとは違うスタイルの映画と言えます。
しかし、人によっては何が起きているのかが分からずじれったいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
実際にFilmaksでも上記のような意見で低い評価をされている方も多いです。
私も少し感じましたが、ジョージ・クルーニー主演作ということで何とか耐えられましたwww
アイリスという謎の女の子
(NETFLIX公式Facebookより引用)
人々が避難する中、オーガスティンは1人北極の観測基地に残ります。
しかし、その基地にはアイリスという女の子がいたのです。
この子が可愛いんです!
キモがられるかもしれないけど、可愛いんです!
ただ、最初に観たときは少し違和感がありました。
北極にいながらワンピースを着ていたんです。
基地の中とは言え、オーガスティンも厚着していたのにアイリスはワンピースて、おかしくね?
また、オーガスティンが名前を聞いたときに"アイリス"という花の絵を描いて名前が「アイリス」ということを伝えていました。
ワンピースほどの違和感ではありませんでしたが、話すことはできるんです。
それなのに名前は絵で伝えていたのは少し変だなと思ったんです。
そして、終盤でK-23という惑星の調査に向かっていたアイテル号の船員サリーが"アイリス"・サリー・サリヴァンという名前であることが判明します。
結果として、オーガスティンは娘を救う形で物語は幕を閉じました。
なぜ幼少期のアイリスが登場したのか?
(NETFLIX公式Facebookより引用)
オーガスティンは仕事熱心でしたが、それ故に家族のことは蔑ろにしていた様子でした。
しかし、奥さんは、研究が上手くいくように妊娠の事実を伏せ、それでも2人の間にできた子どもを育ててくれていたのです。
彼の中でも父親としての役割を果たせなかったことを後悔していたはずです。
その過去の後悔が"アイリス"という形として現れたのだと思います。
彼女を守るため、アイテル号の船員たちを救うために、残り短い時間でも彼は奮闘しました。
結果として、自分の娘であるアイリスを救うことに成功し、人類の生存を体現することなりました。
ラストは『インターステラー』のような印象を受けましたが、やはりここでも人類を救ったのは「愛」でしたね。
そして、ラストで幼少期のアイリスを見つめた後、アイリスは消えてしまいましたが、オーガスティンは前を見つめていました。
「もう過去は振り返らない」そんな印象を受けましたね。
人生の最後の最後で後悔や研究から救われたあのシーンはグッと来ました。
最後に思うこととは?
アイテル号に乗船するクルーたちはバーチャルで家族と過ごしているかのようなシーンがありました。
つまり、アイテル号のクルーたちにとっては家族=ホームという考え方なのかなと感じます。
途中で亡くなったマヤを家族の元へ帰してあげたいという発言からも分かります。
(NETFLIX公式Facebookより引用)
しかし、オーガスティンはどうでしょう?
もう地球に住めないのに地球に1人残ったのはなぜだったのか?
最初は残り短い人生だから地球に帰還しようとしているアイテル号の船員たちを救おうとしていたのだと思っていました。
しかし、オーガスティンはアイテル号に自分の娘が乗っていることを知っていたから父として娘を助けようと1人残ったのかなと思いました。
つまり、オーガスティンにとって地球=ホームではなく、アイリス=ホーム、要は家族を想っていたのです。
どちらにしても最後は"家族"を想っていたということですね。
でも、実際にもう人生が終わるというときに何を考えるのかな?
みなさんはどうですか?
『ミッドナイト・スカイ』キャスト
役名 | キャスト | 日本語吹替 |
オーガスティン・ロフトハウス | ジョージ・クルーニー | 小山 力也 |
アイリス・"サリー"・サリヴァン | フェリシティ・ジョーンズ | 渋谷 はるか |
アイリス / 若い頃のサリー | カイリン・スプリンガル | 岡田 日花里 |
ミッチェル大佐 | カイル・チャンドラー | てらそま まさき |
サンチェス | デミアン・ビチル | ふくまつ 進紗 |
ゴードン・アドウォール船長 | デヴィッド・オイェロウォ | 楠 大典 |
マヤ・ローレンス | ティファニー・ブーン | 種市 桃子 |
ジーン・サリヴァン | ソフィー・ランドル | 川庄 美雪 |
監督 | ジョージ・クルーニー |
監督作品 『ミケランジェロ・プロジェクト』『サバービコン 仮面を被った街』 |
まとめ
いかがだったでしょうか?
Filmarksなどの映画レビューサイトで多く言われる意見に私も近い感じ方をしました。
確かに少し淡泊で劇的な展開はないものの、本作は味わい深い作品だと思います。
それにしても親子の再会が通信というのは今思っても切ないですね~
また、自分だったら人生の終わりに何を想い、どういう決断をするんだろうと考えさせらる作品でした。
まだの方はぜひチェックしてみてください!
それでは以上です。
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