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『ボーダーライン』あらすじ・感想・考察【ネタバレ解説】麻薬戦争の真実を刮目せよ!

(Sicario公式Facebookより引用)

 

こんにちは!そうちゃんです!

 

今回は映画『ボーダーライン』を紹介します!

 

主演のエミリー・ブラントは『オール・ユー・ニード・イズ・キル』や『クワイエット・プレイス』で知られるイギリスの女優。

 

アクションにも定評のある方なので本作でも銃を構える姿はキマッってましたね。

 

また、監督は『灼熱の魂』『プリズナーズ』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督であり、これも内容は十分期待できると確信!

 

というわけで、早速あらすじ・感想をネタバレ形式で解説していきます!

 

それでは見ていきましょう!

 

『ボーダーライン』作品情報

 

タイトル ボーダーライン
上映時間 121分
公開年(日本) 2016年
制作国 アメリカ
Filmarks 評価(5点満点) 3.7

 

『ボーダーライン』あらすじ

 

 

アメリカのアリゾナ州チャンドラー。

 

ある一軒の家にケイト率いるFBIのチームが麻薬カルテルが誘拐した人質が囚われているという建物に突入。

 

しかし、壁の奥から多数の腐敗した遺体が発見される。

 

一方、アメリカ・メキシコの国境で行われる、麻薬カルテルの撲滅作戦に手腕や現場経験の豊富さが認められ、FBI捜査官のケイトがばってきされた。

 

そのカルテルはケイトが担当した悲惨な事件の黒幕でもあり、「本当の黒幕を捕らえられる」という言葉に、ケイトは作戦への参加を志願する。

 

だが、作戦を仕切っている男は得体の知れないコロンビア人。

 

ケイトにはほとんど説明もなく、民間人がいる場所での発砲。

 

普通であれば考えられないような手段が取られ、ケイトも怒りをあらわにする。

 

ケイトは不信感を募らせ、自分の正義を貫こうともがいていく。

 

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『ボーダーライン』感想

 


注目のポイント

  • 展開が読めない
  • 警官買収
  • 容赦のなさ
  • ベニチオ・デル・トロの存在感

 

展開が読めない

 

ケイトが麻薬カルテルの撲滅作戦に参加したときから話がよく分からなくなりましたね。

 

普通はセリフで説明があって「あ~そういうことか」と理解すると思いますが、本作はそれがないんです。

 

つまり、主人公のケイトも私と同じ状態ということなんです。

 

分からないから教えてという気持ちをケイトが私の代わりに代弁してくれて常にシンクロしていた気がします

 

何が何だか分からず、戸惑いと怒りをあらわにし、最終的には精神的に病むところまで。

 

ただ、麻薬戦争の中ではルールどころではないのかもしれません。

 

最初の突入時に壁から遺体がたくさん出てきたり、物置小屋のしたの爆弾が爆発したりと普通じゃない連中であることは私でも理解できます。

 

ですから、正規のやり方ではなく強引にでも全てを終わらせるためにマットは2人には何も言わなかった。

 

CIAが郊外で活動をするにはFBIの動向が必要というルールのために「そばにいてくれ!後は俺たちで何とかするから!」ということだったのかなと思います。

 

悪を成敗するために常軌を逸した対応でなければ捕まえられないほどの悪があるということが怖すぎる。

 

警官買収

 

劇中、度々登場する警官がいます。

 

彼の名はシルビオ

 

上でも解説したように、シルビオについても説明がありません。

 

いつも彼が寝ていて子供に起こされるところから映るので、毎度毎度「誰だよ!」と言ってしまうくらい謎の存在です。

 

しかし、終盤になってこの警官が麻薬カルテルの麻薬を運ぶ仕事をしていることが判明します。

 

「いきなり出てきてこんなことしてたのかよ!?」と言わずにはいられないが、おそらくは脅されていたのでしょう。

 

序盤で切断された遺体が橋の上から吊るされており、「お前らもこうなりたいか!」という一般人への見せしめるシーンがあります。

 

ところどころ家族がどうなっても良いのかという脅しをかけるセリフがあります。

 

例え悪を成す人間も家族が巻き込まれそうになると「家族は関係ない」と言い、虫が良すぎると思う場面もあります。

 

でも、それは警官も同じ。だから、従うしかなかったんだと思います。

 

アメリカに不法入国したい気持ちも分かります。

 

シルビオもかわいそうです。

 

ただ、ラストでシルビオの奥さんと息子が息子のサッカーの試合で映っていたのは少しホッとしましたね。よかった。

 

容赦のなさ

 

とにかく情け容赦ないところが他の映画と違います。

 

足を撃って動けなくしてから拘束とかではないので、「マジかよ!?」ってホントに驚きます。

 

ただ、これも全て麻薬王を始末するためなのです。

 

だから、ケイトが怒るのも無理はない。

 

でも、情けをかければ自分たちが殺される。

 

そうなったらまた、誰かが犠牲になる。

 

そうさせないために強い信念のもと彼らは実行したのです。

 

毎日人を殺しているカルテルの連中は許せないけど、ケイトが怒るのも分かる。

 

マットやアレハンドロたちは「ボーダーライン」を越えたのかもしれないし悪を制圧するためには仕方がないとされるのか難しすぎる。

 

ベニチオ・デル・トロの存在感

 

本作の主人公はケイトであり、私たちと同じ目線で物語が進行していきますが、真の主人公はベニチオ・デル・トロ演じるアレハンドロかもしれません。

 

序盤はケイトやマットが目立っていましたが、中盤、終盤はアレハンドロが目立っていましたね。

 

アレハンドロは妻と娘を麻薬カルテルに殺されてしまった過去があります。

 

上でも解説した容赦のなさはこれが理由です。

 

 

そのため、マットと手を組みメキシコの麻薬カルテルのボスを捕まえようとします。

 

アレハンドロはボスの家に侵入し、奥さんと息子さんを撃ち殺し、最後にはボスを始末する。

 

復讐を果たしたアレハンドロでしたが、家族を殺された時、きっとアレハンドロは自分も罪の意識を背負ってしまったのだと思います。

 

そして、その罪を償うために、ボーダーラインを超えてしまったのかも知れません。

 

ラストでケイトにベランダから銃口を向けられたときに、「全部終わったから死んでもいい」とその場で立ちすくんだのはではないでしょうか

 

ある意味、精神が病んでも何が正しいのか考えていたケイトが1番正しいのかもしれませんね。

『ボーダーライン』キャスト

 

役名 キャスト 日本語声優
ケイト・メイサー エミリー・ブラント 東條 加那子
アレハンドロ・ギリック ベニチオ・デル・トロ 菅原 正志
マット・グレイヴァー ジョシュ・ブローリン 大川 透
レジー・ウェイン ダニエル・カルーヤ 矢野 智也
デイヴ・ジェニングス ヴィクター・ガーバー 山田 浩貴
シルビオ マキシミリアーノ・ヘルナンデス

 

監督 チャド・スタエルスキ
監督作品『灼熱の魂』『プリズナーズ』

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

本作の麻薬戦争とは実際に起こっていることです。

 

日本に入れば基本関係ないのですが、正義であるはずの警官やFBI、CIAでさえ正規のやり方が通じないほどのことが世界では起きています。

 

ニュースでも話題には中々取り上げられませんから、本作を通してどういうことが起きているのかを知るのも良いと思います。

 

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